電子研西井教授と多元研小俣教授らの論文がInorganic Chemistryに掲載されました
2025.02.13
カーボンニュートラル実現のために重要な燃料電池や電気化学合成 において、300℃前後の温度で動作するデバイスが期待されてい ます。
本論文では、そのようなデバイスを支えるプロトン伝導性電解質の候補材料の1つであるケイリン酸ガラスにおいて、ケイ素をアルミニウムに置き換えることでプロトンのトラップ効果を緩和し、プロトン伝導性が向上することを報告しています。
ガラス電解質の熱安定性を損なうことなく、プロトン伝導性を10倍に向上することに成功しました。
タイトル: Enhancing Proton Mobility in Silicophosphoric Acid by Replacing Si with Al
掲載ジャーナル: ACS Sensors Vol.10 Issue 1, January 9, 2025
著者:石山智大a*・山田祐也b・永島裕樹a・鈴木一誓c・藤岡正弥b・小野円佳b・小俣孝久c*・西井準治b
a: 産業技術総合研究所
b: 北海道大学 電子科学研究所
c: 東北大学 多元物質化学研究所
*: コレスポンディングオーサー
b: 北海道大学 電子科学研究所
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